細かい指示は重要だが、手間がかかる

AIに何度も同じようなプロンプトを入力していませんか?「箇条書きで」「出典を明示して」「忖度せず批判的に」など、AIからの出力を期待通りにするためには重要な一文です。しかし毎回手入力するには手間がかかります。本記事では、これをカスタム指示で解決する方法をご紹介します。

この記事は以下のような方を想定して書いています。

  • ChatGPTを日常的に使い始めた人
  • 毎回「箇条書きで」「要約して」「表で」などと打つのが面倒な人
  • AIの回答が長すぎたり、欲しい形からズレたりしやすいと感じている人

カスタム指示で指定しておく

カスタム指示とは、すべてのプロンプトに対して共通して適用される指示をあらかじめ設定しておく機能です。

ChatGPTのWeb版・デスクトップ版では、設定のパーソナライズ、カスタム指示の箇所から設定できます。

指定しておくと便利なプロンプト

筆者が登録しているものをいくつかご紹介します。まず、カスタム指示のどこかに下記の指示を記載します。

以下のように@から始まる文言がプロンプトが含まれている場合、指定の指示に従ってください。ただし、文脈上別の意味を表す場合を除きます。

その後で続けて、頻繁に指定するプロンプトを記載しておきます。

@f
(Fact)ファクトチェックしてください

@t
(Table)表形式で整理してください

@c
(Critical)批判的に検証してください

@s
(Summary)回答の冒頭に箇条書き3つでサマリを示してください

@b
(Bullet)回答を階層構造化した箇条書きを中心にしてください

@1
1000字程度で回答してください

@2
2000字程度で回答してください

@3
3000字程度で回答してください

@9
最大限アウトプットしてください

@p
(Proof)誤字脱字、文脈の不自然な箇所を校正してください

@r
(Reset)今までの文脈をリセットした別の質問・指示です。直前までにしていた指示や回答の文脈とは切り離して回答してください。事前に指示していたことがあれば無視して、新たな指示や質問として回答してください。

登録に使う記号や略号は覚えやすいものであれば何でも構いません。何度も同じプロンプトを使わなくて済むため使い方によっては非常に便利です。

回答の冒頭に箇条書き3行で要約してくれるプロンプト、文章校正してもらうプロンプトは非常に便利です。

組み合わせ次第でより効果的に

複数同時に実行しても機能してくれます。いくつか組み合わせをご紹介します。

入力例指示の意味
〇〇について教えて @t @f @c表形式で整理し、事実確認をしたうえで、期待しすぎていないか批判的に検証する
〇〇という本を説明して @s @b @2冒頭に3つのサマリを置き、階層構造の箇条書きで、2000字程度にまとめる
以下の文章を校正して @p @c誤字脱字や不自然な表現を直しつつ、内容面の弱点も確認する
このテーマをブログ向けに整理して @s @b @3最初に要点を示し、その後に見出し付きで詳しく整理する
〇〇の影響についてまとめて @r @1直前までの文脈を切り離し、1000字程度で回答する

頻繁に同じプロンプトを入力している方はぜひお試しください。